彼氏彼女の事情 〜修学旅行編 第一話〜

CAST補足:人数が少ない時は男1と貴志、男2と一馬と先生、女1と亜矢、女2とナレーションと翼でお願いします (o*。_。)oペコッ

雪野   「(M)文化祭が終わり秋になり、冬が来た。
      12月に入り期末テストも終了、あとは冬休みを待つばかりの学生には穏やかの日々。
      でもその前に高校生活最大のおたのしみ、修学旅行♪」


雪野   「あーーっ、あさぴん髪がオレンジ!!!」

浅葉   「似合う?総一郎君が切れって言うから・・・・・」

雪野   「あさぴんはつくすタイプなのねぇ♪」

有馬   「だから!なんでオレンジになるんだ!」

雪野   「でも楽しみだなっ♪」

有馬   「ん?」

雪野   「みんなともだけど、有馬と旅行に行くなんてはじめてだもん。」

雪野   「(M)行き先は・・・京都です♪」

ナレーション 修学旅行の買い物をする雪野と有馬。

雪野   「私、冬って苦手」

有馬   「剣道部ってつらいよ、裸足だから」

雪野   「あっ、このバック可愛い♪」

有馬   「こっちのもいいよ。」

ナレーション 買い物が終了した二人は街中を歩いている。

雪野   「何か食べていく?」

有馬   「そうだね」

ナレーション そのとき真秀と遭遇。

雪野   「あれっ」

真秀   「あっ」

雪野   「真秀さん・・・とその彼氏」

真秀   「びくっ」

雪野   「(からかいながら)なんだ真秀さんも修学旅行の買出し?」

真秀   「(テレながら)わっ、私たち今終わったとこ」

雪野   「そうなんだ。私たちこれからご飯なんだ」

貴志   「はっはっはっーー。じゃーご一緒しませんか?真秀ちゃんが学校で、どんなんだかぜひ聞きたいなぁ。
       もちろんごちそうしますよ♪」

雪野   「|電柱|∀´)ニヤ ほんとですか♪」

有馬   「(M)おっ、大人の人だ・・・・カッコいいな」

貴志   「(M)可愛い子だ・・・

ナレーション 怪しい構図が展開されているとき、いつものおきらくメンバー達がどんどんあつまってくる。

りか&亜弥(りか)「あっ、ゆきのん」

一馬&翼(一馬)「あれ♪」

椿&十波(椿)「みんな〜」

浅葉   「ごめーーーん、子猫ちゃんたちっ♪僕はここでさよならするよー。」

女1   「えーー!!浅葉くーん!!」

全員(有馬)「なんだーー♪みんな買い物にきてたんだ。きぐうだね(ほのぼの)」

貴志   「ヤバ・・・どんどん増殖してるんけど・・・・全部俺がおごるのか?」

真秀   「(ジト目で)自業自得だね・・・」

ナレーション 場所変わって学校。ホームルームで班決め中。

雪野   「では最終的な確認を行いまーす。旅行中は完全グループ行動、クラス関係なく3〜7人のグループを登録します。」

椿    「女子チームは6人だから問題ないね。」

十波   「男子チームは、もう誰も入り込むスキマもないって感じで・・・♪」

ナレーション ノリノリの浅葉・十波をしりめに、一人浮かない顔の有馬がいる。

雪野   「で、7時15分に東京駅八重洲口に集合するわけだけど・・・どうする?どっかで待ち合わせる?」

有馬   「(力いっぱい)いや、現地集合にしよう!!」

雪野   「・・・何で?」

有馬   「どうせこのメンバーじゃ時間なんて守んないよ。僕遅刻者のまきぞえくわされるのって、すごくむかつくだよね。」

椿&浅葉(浅葉)「はぅっ・・・」

亜弥&りか(亜矢)「あいたっ・・・」

有馬   「僕、宮沢と井沢と十波となら待ち合わせしてもいい。」

ナレーション あたりをブリザードが襲ったような寒さが感じられる・・・
        ちなみに宮沢は優等生、真秀は几帳面、十波は運動部なので時間前行動。
        日付かわって修学旅行当日、東京駅・・・・

雪野   「こない・・・・」

有馬   「(かちほこって)ねっ、来ないっていったでしょ♪」

雪野   「そんな自信満々にいわれても・・・・もう7時40分よ!!」

ナレーション 慌てる雪野、青ざめる十波と真秀。

先生   「こら!!遅刻は全員30班31班じゃないか!!宮沢と有馬がついててなにやってんだ!!」

雪野   「ひ〜〜(泣き)」

有馬   「(さわやかに)仕方ありません。置いていきましょう♪」

ナレーション スーパードライである・・。

先生   「さすがにそれはどうかと・・」

真秀   「まぁ、たしかに・・・・」

十波   「瀬名には悪いけど・・・」

雪野   「この四人なら非常にスマートな旅行ができるだろうが・・・」

先生   「時間がない、ホームに移動しよう。」

川島先生 「私が後から生徒と追いつきます。」

先生   「すみません、川島先生。」

ナレーション 電車の音が鳴り響く・・・

雪野   「いや〜〜〜〜〜〜」

ナレーション その時脱兎のごとく近づいてくる黒い影が・・、遅刻者達である。
        みんな凄い形相だ・・・こわひ・・・

川島先生 「駆け込み乗車は危険だ!!私とあとから・・・」

椿    「人間あきらめちゃダメっすよ!!!!!」

全員(浅葉)「ふぁいと〜〜いっぱ〜つ!!」

ナレーション ギリギリセーフで乗ったと同時にドアが閉まった。かなり気まずい・・・この先の旅が不安・・・

亜矢   「えっへへゆーきのん♪」

りか   「ごめんね迷惑かけて・・・」

椿    「まいちゃうわよォー。朝っぱらからお説教よォ♪」

りか   「席、ボックスにしていい?」

椿    「京都まで一緒にいこォ♪」

ナレーション 電車が発車すると女子はすでに寛ぎモード。それを見て・・・
 
有馬   「いいなぁ・・」

浅葉   「えっへへ、総一郎くぅ〜ん♪」

ナレーション 有馬には浅葉と十波がやってきた。

浅葉   「散れ!!ボックス席にするんだから!!」

男1    「えっ!」

十波   「しっし!!」

有馬   「秀明!!」

浅葉   「今日、僕達は総一郎君のためにお弁当を作ってきました♪」

十波   「くっ、口に合うかわかんねーけど・・・」

ナレーション かなりできのいいお弁当を、有馬に差し出す二人。つうか上手すぎだろ?

有馬   「あげる」

ナレーション 有馬、お弁当を雪野たちのほうに投げる。

十波   「はぅ!!」

浅葉   「なっ、なんてことするんだ!!ヒドイ!!」

有馬   「ツーン」

雪野   「わーーーすっごーい!!」

有馬   「オレンジ髪(パツ)とガングロの手料理はいらないよ」

浅葉   「(ノω・、) ウゥ総一郎君が『切れ!』っていうから切ったのにぃ」

十波   「(ノω・、) ウゥ俺だって日焼けしやすいだけだもん・・」

有馬   「男の手料理なんか食べたくないの」

ナレーション 一方弁当を渡された女子は・・

真秀   「うわぁー美味しい!」

十波   「くっ、食うなよォ」

りか   「私たちもやるけどこんなに繊細にはできないよ。
      女子は男子の手料理食べるの嬉しいくらいなのにそんなに嫌なの?」

有馬   「うん」

雪野   「・・・・でもありまには潜在的に料理のセンスあると思う」

有馬   「え?」

雪野   「やってみるとけっこう上手いんじゃない?」

有馬   「そっ、そうかなぁ・・あっため直ししかできないけど・・できるかな?」

雪野   「できるわよ♪」

有馬   「それじゃ今度やってみるよ」

真秀   「(M)操縦してる・・・」

浅葉   「(M)将来を視野に入れて操縦してる・・・・そして有馬あっさりと・・・」

ナレーション 一段落して有馬はふと女子の方に目を向ける・・・女子のほうは大盛り上がり・・・

浅葉   「総一郎くぅーん、僕らずっと一緒だねェ」

十波   「有馬くぅーん」

ナレーション ある意味男子も盛り上がっている。

有馬   「そっちがいい」

雪野   「いいよ」

浅葉   「総一郎くん!?」

ナレーション 男子の席から逃げて女子の席へ・・芝姫を腰に乗せて座る有馬。
        しかし・・・笑った雪野に体当たりされたり、
        芝姫がお菓子を食べているためボロボロこぼれてきたり大変である。

雪野   「あれ〜有馬いつのまにかいないと思ったら、ここにいたんだね」

有馬   「コク」

川島先生 「湯豆腐がたべたいですなぁ」

先生   「そうですなぁ〜あっははは」

ナレーション 有馬は先生の所に非難してました。元の席では十波に椿が近づき・・

十波   「なっ、なんだよ」

椿    「健史、隣り座っていい!?」

十波   「(かぁー)・・・・いっいっいっいいけど、なっ何?」

椿    「健史・・・あたし健史のためにカラアゲ買ってきたの、食べて」

十波   「そりゃどーも・・・」

ナレーション どっさりとカラアゲの入った袋を渡す椿。
        十波はなぜ朝っぱらからと思いながらもカラアゲを食べる。それを見て椿はにっこりと微笑む。

十波   「(もきゅもきゅ)なんなんだ?」

椿    「なんでもないのよ」

ナレーション 電車は京都駅に到着「京都〜京都〜お土産は金閣で〜」

雪野   「うわ〜〜京都駅♪あたらしくなってる♪」

真秀   「新宿か恵比寿みたいね(汗)」

雪野   「(大興奮)グランビアホテルに吉兆入ってる!!お惣菜のお店だって!!入りたーいww」

有馬   「宮沢落ち着いて(汗)」

先生   「では、ここで各グループに分かれて各自スケジュールにそって自由行動!!門限の5時におくれないように!!」

雪野   「さてと・・・まずはオーソドックスに清水寺ね〜〜いくっすよ〜〜」

一同(椿) 「うーっす!!」

ナレーション まずは石塀小路

雪野   「京都っぽいねww」

真秀   「雅ね〜♪」

ナレーション 続いて二年坂、三年坂

りか   「いいけしき〜〜ww」

亜矢   「シーズンオフだからねww」

椿    「三年坂で転ぶと三年以内に死ぬんだって〜〜」

雪野   「貞子みたいなもん?」

ナレーション しばらくして唐突に椿が・・

椿    「あーあ・・大体わかった。もう京都はいいや。後は寺寺寺寺・・・・」

十波   「Σ(- -ノ)ノ エェ!?もうあきたのっ!?」

ナレーション 十波・有馬・浅葉を見てざわめく他校の女子高生達

十波   「女の子達は?」

浅葉   「どっかのみやげもの屋に入っちゃったみたいで〜〜」

有馬   「女の子ってそーいうものさ。」

女1   「うあー!!グレード高ッ!!」

女2   「どこの高校の人たちだろ・・・」

ナレーション そこへ芝姫がちょろろ〜〜っと現れる。

有馬   「しば『姫』ッ(姫だけ強調) こら!」

女1   「ひっ姫!!?」

女2   「うあーかわいいっ!!姫なのねっ・・・三人のかっこいいナイトにかしずかれているのね!!!」

有馬   「ダメだろ、ウロチョロしちゃ!」

芝姫   「ヽ( ´ ▽ ` )ノ ハーイ」

ナレーション 所変わって清水寺

雪野   「このへんはいつも込んでいるって感じだね」

芝姫   「いろんな学生がいるぅ〜」

有馬   「(M)あの私服男子校だ・・・バスガイドさんをナンパしている・・・むー・・やな感じ・・・(M終わり)
      混んでいるから中ではぐれないようにね!他校生多いからトラブルに気をつけて。僕、拝観料払ってくる」

ナレーション さっき有馬がやな感じと言っていたやつらが雪野たちに目をつけます。

男1   「おっ見ろよ!!」

男2   「うっわーーー全部かわいい!!行くしかね!!」

男1   「俺選べねー--よ!!」

男2   「ん?」

浅葉   「抹茶ソフト買ってきたよーーーん♪俺のオ・ゴ・リ」

芝姫   「アイスーーーー」

真秀   「えっ?いーのに」

浅葉   「さっき食べたいって言っていたじゃな〜〜い」

雪野   「悪いわね〜〜、・・・でも彼女でもなんでもない女の子におごって何が楽しいわけなの!?」

十波   「あはははは(汗)」

男2   「(M)くっっっっそ〜〜〜〜!!これだから共学は!!」

男1   「楽しそうな学園生活送りやがって・・共学め!共学め!!共学め!!!」

男2   「ケッ!!ブスといちゃついてんじゃねーや!!」

ナレーション その言葉で武闘派4人(浅葉、十波、椿、真秀)がぶち切れる!!

武闘派4人(十波)「ハァッ!?」

ナレーション その横で調停者役の雪野と平和主義のりかはo(;-_-;)oドキドキ
       どうでもいいと思ってる亜矢と考えてない芝姫は(● ̄  ̄●)ボォォォォ

有馬   「あっ」

椿    「んだとコラァ!!もういっぺん言ってみろやァ!!」

男1   「いってやるわ!!ぼけぇ!!」

雪野   「ちょっ、ちょっと止しなよもーーー」

男2   「るっせー!!どけブス!!おらぁ(突き飛ばす)」

雪野   「わっ!!」

有馬   「・・・・・プチ」

ナレーション 雪野を殴られて切れた有馬は無言で男2を殴りつける。

男2   「はぶっ!!」

ナレーション 一同真っ白・・・・

川島先生 「こらそこ!!何やってる!!」

椿    「げげ〜〜〜川島先生!学年主任じゃん!!」

十波   「ままま、まずいっすよ!有馬君剣道部なのに〜〜!!!」

ナレーション 近いてくる川島先生、立ち尽くす有馬。二人の視線が交わり、川島先生は・・・

川島先生 「・・・最近眼鏡が合わんのかな・・かすんでものがよく『見えない』(強調)んだが・・・」

男2   「煤i!? ̄Д ̄)゜Д゜)・д・) エェーッ!!」

椿    「ナイス!!」

雪野   「(M)その後、私達は先生と共に京都を巡り・・・」

浅葉   「地主神社だよ。縁結びの神様として有名な・・・・」

椿・雪野(椿)「どーでもいい!」

十波・有馬(十波)「Σ(- -ノ)ノ エェ!?」

りか   「(おろおろ)あのっ、あのっ!!い、行ってきていいかなぁ・・・」

浅葉   「(かわいいww)いいよ・・♪」

雪野   「(M)祇園や南禅寺へ行き湯豆腐も食べました・・・」

椿    「せんせーい、ぽんとちょう好きですか?」

川島先生 「いっいきなりどうしたんだ(汗)」

雪野   「(M)今日一日で私達のグループは先生に完全にマークされてます。つらい旅の始まりです・・・」

真秀   「あっ舞妓さんだ♪きれ〜〜ww」

りか   「写真取らせてもらえますか??ww」

ナレーション あっという間に時間は夜に流れてホテルのロビー。有馬が湯上りで雪野と出会う。

有馬   「宮沢!」

雪野   「有馬♪今そっち行こうと思ってたんだww明日のスケジュールの事で。
       あっ、昼間ありがとうねwあとで先生に叱られなかった?」

有馬   「へーきだよ♪」

ナレーション 楽しそうに打ち合わせしている二人。そして消灯の時間に・・・

有馬   「消灯だ!」

雪野   「じゃ、明日ww」

有馬   「おやすみ♪」

雪野   「|電柱|∀´)ニヤ 風呂上りの有馬って、何かいやらしいのよね。
      学校のみんなと夜も一緒にいるのって凄くワクo( ̄▽ ̄o)(o ̄▽ ̄)oワクする・・・」

ナレーション 部屋に戻ると椿がフィーバー中

椿    「ほほほほ!!今夜は徹夜で騒ぐわよ♪マージョン?花札?」

亜矢   「ってそんなことより夕飯の残りご飯でロシアンルーレットおにぎりを作ろう。チョコとかいれてさww」

りか   「食べ物で遊んじゃダメ!!」

芝姫   「やるやるwww」

雪野   「(M)まったく騒々しい連中だ♪修学旅行の夜特有のみんなの昂揚が空気の中に漂う。
       まだ起きている人のさわさわする気配を感じながら眠る私・・
      有馬もこの気配の中にいるんだと思うとチョット((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪するw」

続く・・・・・・・